炎天下でのSOLOSHOT使用について
【※重要事項】SOLOSHOTユーザー様及びSOLOSHOTご購入を検討されているお客様へ
今回のお知らせはメーカーである米国SOLOSHOT社から、2024年7月10日に届いた報告となります。
SOLOSHOT3及びSOLOSHOT3+は外気温32℃以上で使用をすると、機器内部のシステムや回路、半導体、バッテリー、各パーツを保護するためにセーフモードが発動し、正常な動作とは異なる動作をしたり、強制的に電源OFFにする仕様となっています。
異常な動作とはカメラがタグを追跡しない、正常に録画・保存ができない、カメラの上下左右の動きがおかしくなる、バッテリーの使用時間が極端に短くなるetc.の症状が出現することがあります。これは機器の動作を制限することで各パーツの負荷を減らし、内部温度上昇を防ぐためであったり、熱によるエラー動作としての症状となります。こういったセーフモードを実施しても機器の温度が上がった場合は最終的に自動で電源を切る(シャットダウン)ケースもあります。
このため、外気温は32℃未満でご使用くださいますようお願いいたします。
外気温が32℃以上で使用し発生した故障などは保証対象外となります。
(これまでも保証規定内の保証対象外となる項目の9番目に「適切な温度で使用・保管されなかった場合による故障及び損傷」は保証対象外と記載されていましたが、今回より適切な温度を具体的に32℃未満へ変更しました)
【自己責任】にてSOLOSHOTを高温下でご使用する際は、農業用の日よけシートやパラソルで機器を直射日光から保護することで、機器内部の温度上昇を緩和することが可能となるケースがあります。
メーカーのあるカリフォルニアのビーチではそのような対策をして、SOLOSHOTを使用しているユーザー様がいるとのことです。
SOLOSHOTは上空のGPS信号及び、タグとカメラとの常時相互通信により自動的にカメラが被写体を追跡撮影(トラッキング撮影)をするシステムです。
このような機器の特性上、本来は機器の上部は開けている状態でご使用するのが原則となります。
このため、弊社にて機器の上にパラソルを使用し直射日光から機器を保護した場合のトラッキング精度などの動作検証を実施しました。
【テスト結果】
仕様したパラソル
たたんだ状態で先端から持ち手の後端までの長さ:95㎝
パラソルを開いた時の傘幅:120㎝
素材パラソルの支柱:アルミ
パラソルの8本の骨:樹脂製
パラソルの傘部分の素材:ポリエステル(UVカット無し)
セッティング:パラソルの傘はSOLOSHOT上端より40㎝程度離した位置にセット
以上の状況でトラッキング撮影を実施し、トラッキング精度、録画・保存などパラソルを設置したことの悪影響なく正常に動作していることを確認しました。
但し、使用する製品の素材や日よけをどのように設置するかにより、トラッキング精度に悪影響が出る可能性はあるかもしれません。
ユーザー様が用意をした日よけを使用しトラッキング精度に悪影響が起きた場合、メーカー及び弊社は一切の責任を負うことができませんので、弊社でのテストは限定的なテストでは正常に動作をしたということをご理解下さい。
高温下での精密電子機器ご使用時の不具合については、SOLOSHOTだけに限らず、スマホ、ノートパソコン、GoProなど全ての精密電子機器に共通した症状となります。
尚、外気温が同じでもその日その日での湿度や風の強弱なども機器内部の温度上昇は異なりますので、過去に32℃で使用しても問題なかったから、同じ32℃でも問題を起こさないとは限りません。
今回のご報告は以上となりますが、外気温32℃以上でのご使用はご使用者様の自己責任となり、それによって生じた故障などについては、メーカー及び弊社は一切に責任を負えませんので、十分にご理解・ご承諾をされた上でご使用をお願いいたします。
尚、ユーザー様がご使用されている全てのSOLOSHOTは、個々の機器が使用された場所と時間が記録されメーカーの履歴に残り保存されておりますので、外気温が高温下で不具合が生じ弊社にお問い合わせを頂く際は、可能な限り使用時の正確な状況もお知らせ下さい。
その場合はメーカーである米国SOLOSHOT社が、不具合の生じた機器のご使用時の状況とご使用された時の外気温を調べ、不具合原因を特定し、保証の可否判断をするケースもあります。
SOLOSHOT社が個々の機器の使用データーを保存している目的は、本機用ビデオ編集ソフトウェア SOLOSHOTeditを快適に使用するためとなります。個々の機器の使用状況のデータはメーカ-にて厳重に保護されておりますのでご安心ください。
ご不明な点はお問い合わせフォームからご連絡下さい。